世界の研究ネットワーク
ネットワークの更新展開


ここでは、TEMDEC が利用したネットワークについて総括する。図1 は、2017 年現在で、TEMDEC で利用できるインターネット環境を示している。

◎図1:2017 年現在でTEMDEC で利用できるインターネット環境


九州大学は、図1 に示されるように、国立情報学研究所の運営するScience Information Network 5 (SINET5) に接続されている。九大病院はもちろん、九州大学内に含まれている。

研究および教育活動での利用に特化されたネットワークをResearch and Education Network (REN) と呼ぶ。そして、そのサービス範囲により、国家REN (National REN, NREN) あるいは地域REN (Regional REN, RREN)という名もある。SINET5 の国内の接続状態を図2、国外の接続状態を図3に示す。

◎図2:SINET の国内接続[1]


◎図3:SINET の国際接続[2]


SINET は米国内に接続拠点を持ち、いくつかのNREN あるいはRREN とはそこで接続している他、RREN で通信を中継してもらうことで、ケーブルで直接はつながっていないRREN あるいはNREN とも通信が可能になっている。

アラブ首長国連邦のNREN ANKBUT あるいはラテンアメリカのRREN RedCLARA とはSINET 米国拠点での直接接続を果たしている。ただし、RedCLARA のメンバーである、メキシコのNREN CUDI, ブラジルのNREN RNP はそれぞれ、米国西海岸のNREN Pacific Wave 経由あるいは米国の大学、教育機関、非営利研究機関を接続するNREN Internet2 経由の接続となっている。

ヨーロッパを統括するRRENはGÉANTでは、中央アジアのRREN CAREN、北アフリカとアラビア半島をカバーするRREN ASREN、あるいは南アフリカとの接続が可能になっている。また、現在、進行しているプロジェクト、AfricaConnect が完成すると、中央および南アフリカ地域をカバーするRREN UbuntNet Allianance との接続も可能になる。

東、東南、そして南アジアの相互接続性を提供しているRRENは、Asi@Connectで、2016 年に終了したTrans-Eurasia Information Network 4 (TEIN4) を引き継いでいる。このネットワークは今後、ミャンマー、モンゴル、アフガニスタンへの接続性を確保することを計画している。


参考文献
[1] National Institute of Information. 学術情報ネットワークとは. http://sinet.ad.jp/aboutsinet.
[2] National Institute of Information. 国内・国際の相互接続. http://sinet.ad.jp/aboutsinet/interconncitivities.